概要
SB耐震杭e工法は、既に確立されている場所打ちコンクリート杭工法の技術を十分に活用することを念頭に置いて、場所打ちコンクリート杭の頭部又は、軸部全長に市場に流通している鋼管を付加することで、耐震性の向上、設計自由度の増大及びコスト低減を目的とし開発したものです。(財)日本建築総合試験所にてその性能が検証され、建築技術性能証明を取得しています。
特長
- 杭頭部の拡大や主筋の増加を行う必要がなく、小さな杭径で大きな曲げモーメント及びせん断耐力が得られます。
- 鋼管による横拘束が期待できるので、靱性が大きく地震時の安全性が高まります。
- 鋼管とコンクリートとの付着力を期待していないので、特殊な施工管理を行う必要がなく、信頼性がより高くなります。
- 鋼管の外径・板厚・材質を変えることにより、設計の自由度が得られます。
- 排土量やコンクリート量の低減はもちろん、市販の鋼管を使用するので材料費が安く、納期が短くできます。
構成
使用材料
コンクリート | 18N/mm2 ≦ Fc ≦ 36N/mm2 |
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鉄筋 | SD295A及びB、SD345、SD390(JIS G3112) |
鋼管 | SKK400,SKK490(JIS A5525) |
STK400,STK490(JIS G3444) | |
STKN400W,STKN400B,STKN490B(JIS G3475) |
内面が平滑な一般鋼管