03 工事部工事課
班長、
クレーンオペレーター
入社23年目

大里和行
KAZUYUKI OSATO

20年以上のキャリアをもつ、ベテラン
班長として現場をリードする
クレーンオペレーター

巨大な重機を巧みに操り、 大型構造物の杭を作るクレーンオペレーター。
技術で社会を支える仕事は、家族にも自慢したくなるほど誇らしい。

静かに情熱を燃やし続ける
ベテラン技術者

- 杭工事ひと筋23年。あらゆる現場を攻略

基礎杭を施工する工事は、現場の広さや土質、また周辺の環境によっても、難易度が変わります。

さまざまな条件を考慮して想定した通りにきちんと納め、元請企業から「やっぱり、植田基工さんは違うね」と評価されたときは自分たちの仕事をとても誇りに思います。

とくに複数の施工班(施工会社)と同時に施工する場合など、同じ現場に同業他社さんがいるときは、いつも以上に燃えますね。

他社さんの作業を観察し、万一、苦慮している状況があれば、対策を練って必要な準備を入念に行います。そしてどこよりもスムーズに杭工事を終えられたときは、満足感でいっぱい。

その成果が次の仕事につながることも大きな喜びです。

ケジュール
現場にて

  • 8:00 朝礼
    挨拶と体操で1日がスタート
  • 8:15 KY(危険予知)ミーティング
    作業内容や注意事項を共有
  • 8:20 作業開始
    安全に注意し、業務を開始
  • 12:00 昼食
    現場の休憩所でランチタイム
  • 13:00 ミーティング
    午後の予定や注意事項を共有
  • 13:15 作業再開
    適宜休憩を取りながら作業を実施
  • 17:00 作業終了
    現場の片付け、掃除をして事務所へ

INTERVIEWくい気味
インタビュー

TOPIC 01

植田基工で働いていて一番やりがいを
感じる瞬間はどんなときですか?

都市部のランドマークとなるような建築物など、大規模案件できちんと自らの役割を終えられたときは、大きな達成感がありますね。基礎工事の様子がメディアで紹介された際に自分のクレーンが映ったときや、完成した建物の前を通ったときには、子どもに自分の仕事の話ができるので、それもまた大きな喜びです。携わった仕事の一つひとつが良い思い出として残っています。

TOPIC 02

植田基工の社員としての
目標はなんですか?

後輩の育成に一層力を入れていきたいですね。上司としてきちんと指導することはもちろんですが、遠い存在にはならないよう、距離感を大切にしています。遠方の案件では出張が続くこともあり、家族よりも多くの時間を過ごす仲間たちです。良い人間関係を築きながら、若い子たちを大事に育てていきたいと考えています。

TOPIC 03

入社してから一番力を注いで取り組んだことを教えてください。

クレーンオペレーターになるまでの7年間は、手元工でした。いわゆる下積みの時代が、自分の中でも一番努力した時間だったと思います。 いつクレーンオペレーターに任命されても良いよう、常に準備していましたね。休憩時間に機械が空いていれば触らせてもらい、何度も練習を重ねました。知識や技術を深め続ける姿勢は、今も変わらず大切にしています。

「努力は報われる」

夢を叶えるには、努力が必要。どんなに時間がかかっても、
努力は必ず、いつか実を結ぶときがくる。

若い頃に掲げた目標は、「クレーンオペレーターになること」でした。当時は、仕事を丁寧に教えてくれるような時代ではありません。私にできることは、先輩の技を見て盗み、教えを請い、ひたすら練習をすること。認めてもらうために必死でしたね。今思うと長い下積み時代でしたが、必ず夢を叶えられる日がくると信じていました。手元工からクレーンオペレーターになれたときは、本当にうれしかったです。同時に班を預かる責任を感じ身の引き締まる思いでした。もちろんオペレーターになったあとも、また新たな目標に向けて努力を重ねました。自分を信じて努力することは、とても価値のあることだと思います。

学生へのメッセージ
さまざまな機械の音があちこちで鳴る基礎工事の現場では、お互いの会話が聞こえないこともあります。大きな声を出したり、身振りや手振りで伝えたり、コミュニケーションの工夫が必要です。技術と同じくらいそういったコミュニケーションが大切な仕事ですので、何でも活発に取り組むタイプの方に向いていると思います。

構造物を支える基盤となり、社会を支える。
その大きな使命を担うには、決してブレない杭が必要だ。
揺らぐことのない信念。突き進む決意。
キミの心の中にある、強い意志を見せてほしい。

君のココロに杭はあるか?